皆様、透明感を高めるため・年齢肌に打ち勝つために、どのようなお手入れをされていますか?
美白美容液を使ってみたり、エイジングケアを取り入れてみたりと様々ですよね。
実は、美白・エイジング・ターンオーバー正常化には“日焼け止め”が非常に重要なキーになるのです。
意外ですよね?
そこで今回は、知っておいて欲しい日焼け止めの大切さについてご紹介致します!
1年の紫外線の移り変わり
まず初めに肌に大きな影響を与える“紫外線”についてまとめていきます。
出典:気象庁
皆様、紫外線って夏だけ注意すればいいものだと思っていませんか?
実際私も美容部員になる前までは、日焼けは8月しか使っていなかったほど、あまりUV対策に関心を持っていませんでした。
ですが、このグラフを見ると分かるように、真夏に限らず紫外線が地上に降り注いでいる事が分かります。
サンバーン(ヒリヒリする日焼け)を起こす“UV-B”は真夏に1番多く降りてきますが、たるみなどを引き起こす“UV-A”は年間を通してあまり量が変わらずに降り注いでいると言われています。
そのため、冬の紫外線対策を怠ると、シワ・たるみなど“光老化“を早める原因に…!
なので、年間を通して日焼け止めを使用するのがオススメです!
日焼け止めの見方
一般的な日焼け止めは、SPF×PAを掛け合わせて日焼け効果を表しています。
①SPF
Sun Protection Factor の略
UV–Bの防止効果を表す数値。
赤くなってヒリヒリする日焼けを起こすまでの時間を、何倍にのばせるかの目安。
参考
例:日焼け止めをつけないと25分で赤くなる人が、SPF24の日焼け止めを使用した場合
25分×SPF24=600分=10時間
10時間赤く炎症が起きるのを遅らせる効果があるということ。
②PA
Protection Grade of UVA の略。
UV-A防止効果を表したもの。
+が増えると効果が高いという目安。
+~++++まで。
参考
SPFとPAの組み合わせは様々。
SP Fが高いとPAも同じように高く比例していく傾向。
紫外線カット成分
日焼け止めは、“紫外線吸収剤”と“紫外線錯乱剤”という2つの成分を掛け合わせて作られています。
①紫外線吸収剤
紫外線のエネルギーを取り込み、熱などの別のエネルギーに変換する働きがある。
ケイヒ酸系・ベンゾフェノン系・トリアジン系などの化学物質を使用する。
使用される物質によって、UV-A波をカットするのか・UV-B波をカットするのかが異なる。そのため複数の成分を組み合わせることが多い。
肌に塗った時に白浮き・きしみ感がないので、デイリー使いに向いている。
一部の方は刺激に感じたり、アレルギー反応を起したりすることも。
②紫外線錯乱剤
物理的に紫外線を跳ね返す働きがある。
光の反射性が高い酸化チタン・酸化亜鉛などの白色顔料を主に使用します。
元々白色をした粉末なので、伸ばすと白っぽくなる性質を持つ。ファンデーションやベースなどにも含まれている粉体です。
ノンケミカルと記載されているものは、この錯乱剤のみを使用した日焼け止め。
日焼け止めの美肌効果
それでは、紫外線をブロックすることによる美肌作用を確認していきます♪
ただ日焼けを防ぐだけではないんです♡
①老化防止
衝撃的事実!老化の原因約8割は紫外線だ、ということを皆様ご存知でしょうか?
紫外線を浴びることにより、肌が酸化。過酸化脂質という刺激物を作り出し、表皮+真皮の組織を破壊していきます。
その連鎖を食い止めるのが“日焼け止め”です。
紫外線を吸収&錯乱させることで、肌に刺激を与えないようコントロールします。
どんなスキンケアよりも、日焼け止めを年中しっかりつけることが、1番のエイジング対策だとも言われています。
②色ムラ予防
紫外線をブロックすることで、メラノサイトの活発化を防ぐことができます。
その働きにより、メラニン生成を抑えることが出来るため、色ムラが発生することを予防。
美白製品を使う時には、紫外線をブロックする日焼け止めを併用することで効果実感しやすくなります!
日焼け止めに対する素朴な疑問
日焼け止めに関して、店頭でよく質問される項目についてまとめてみました♡
下地にもUVが入っているけど、日焼け止めを使った方がいいの?
⇒オトナ女子は、絶対に日焼け止めを別で使って!
かなり良く聞かれるのかこの質問!
⇩2つの役割の違いはこちら⇩
✔︎下地⇒肌を綺麗に見せる・ファンデーションの持ちを良くする
✔︎日焼け止め⇒肌を紫外線から守る・遠赤外線や酸化から肌を守る“プロテクター”と呼ばれる製品もある
化粧下地にも酸化チタンなどが入るため日焼け止め効果がありますが、紫外線をカットするための製品ではないので、日焼け止め効果を大きく期待するのは×
美白・エイジング効果を期待したい場合は、日焼け止め・プロテクターを使用しましょう♪
どのくらいのSPFが必要なの?
普段使いであればSPF30~35で十分と言われています。
先述したように、紫外線吸収剤を多く含むSPF50の日焼け止めが肌に合わない方もいるため、実際に使ってみて肌調子を確認してみてください。
真夏や汗をかきやすい方は、SPF50~50+を常備できると安心です♡
SPFって足し算できるの?
SPF20のベース+SPF30のファンデーションを使っているから、普段SPF50で生活しています!は間違い。
ベースを重ね付けしてもSPFは足し算されずに、平均のSPF30程度の効果しかありません。
そのため、長時間外出する際にはSPFの高い日焼け止めを使用することをおすすめします♡
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぜひ日焼け止めを効果的に使って、美しい肌を維持していきましょう♡