ドラッグストアスキンケアの中でも非常に評判の良い『ミノン』
“アミノ酸”に注目されたスキンケアブランドで、第一三共ヘルスケアが販売されています。
製品や成分について、分析しながらご紹介していきたいと思います♩
目次
ATTENTION
成分の主な働きをもとに分析しています。
効果実感や合う・合わないには、個人差があることをご承知おきください。
アミノ酸の重要性
ミノンが注目している“アミノ酸”という物質。
これは肌が作り出す潤い成分の約40%を占める成分で、私たちの肌に必要不可欠。
健やかな肌を作る“原材料”とも言える成分!
私たちの肌は16種類のアミノ酸から構成されており、ミノンは9種類のアミノ酸を配合。
・バリン
・トレオニン
・セリン(肌に最も多く存在するアミノ酸)
・ロイシン(プロリンとの併用で水分保持機能向上)
・プロリン(アミノ酸の中でも優れた保水性を持つ)
・ヒスチジン
・グリシン
・アラニン(優れた皮膚透過性を持つ)
・アルギニン(ヘアケア製品にも良く使用されるアミノ酸)
一般にアミノ酸は経皮吸収されにくく、また経皮吸収に時間がかかることから即時的な保湿効果はほとんどないと考えられます。
一方で40時間ジワジワと少しずつ経皮吸収されることが明らかにされていることから、持続性のある穏やかな水分保持剤として機能すると考えられます。
また、肌荒れや皮膚炎などを有するバリア機能が低下した皮膚においては、角質層を有した健常な皮膚と比較して格段に高い経皮吸収性を示す傾向があることから、優れた水分保持剤になり得ると考えられます。
そのためミノンでは、バリア機能をサポートする成分としてアミノ酸に注目されていると考えられます♡
モイストチャージローション
お勧め度→★4
グリセリン・BGなど、非常に刺激性の少ない成分をメインにしている化粧水。
訴求成分のメインである“アミノ酸”の他に、炎症を抑える“グリチルリチン酸2K”・保水効果の高い“ヒアルロン酸”など、多くの訴求成分を配合。
多角的に肌を健やかにアプローチする成分を含んでいます◎
【全成分表示・ローションI】
水、グリセリン、BG、プロパンジオール、メチルグルセス-20、PEG-75、セリン、ベタイン、クエン酸Na、グリチルリチン酸2K、トリイソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、フェノキシエタノール、アルギニン、クエン酸、PEG-60水添ヒマシ油、トコフェロール、PCA-Na、アラニン、リシンHCl、ココイルアルギニンエチルPCA、グリシン、セテス-20、トレオニン、バリン、ヒスチジン、プロリン、ロイシン、ペンテト酸5Na、カルノシン、ポリクオタニウム-61、1,2-ヘキサンジオール、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸
化粧水としては配合製品数は多め。
【敏感肌にも】というシリーズなのでエタノール不使用。
しみたり赤くなったりするリスクが低いので、比較的安心して使いやすいと思います◎
ローションIIは、増粘剤を多く配合。
基本的な成分構成は同じなので、とろみがあるか・ないかの質感の違いのみ。
【全成分表示・ローションII】
水、グリセリン、BG、プロパンジオール、メチルグルセス-20、PEG-75、セリン、キサンタンガム、ベタイン、トリイソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油、クエン酸Na、グリチルリチン酸2K、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、アルギニン、クエン酸、PEG-60水添ヒマシ油、トコフェロール、セテス-20、PCA-Na、アラニン、リシンHCl、ココイルアルギニンエチルPCA、グリシン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、プロリン、ロイシン、ペンテト酸5Na、カルノシン、ポリクオタニウム-61、1,2-ヘキサンジオール、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ヒアルロン酸Na、フェノキシエタノール、加水分解ヒアルロン酸
モイストチャージミルク
お勧め度→★3
比較的軽い付け心地でベタつきの少ない乳液◎
実際に使ってみるとサラッとしたテクスチャーで、やや浸透するのに時間がかかる印象。
しみたり痒くなることはなく、季節の変わり目を含めて通年使用しやすいと感じます◎
【全成分表示】
水、BG、グリセリン、キシリトール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジメチコン、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ペンチレングリコール、ミツロウ、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ステアリン酸グリセリル、アラキルグルコシド、フェノキシエタノール、スクワラン、トリメチルシロキシケイ酸、シクロペンタシロキサン、カプリル酸グリセリル、ポリソルベート60、グリチルレチン酸ステアリル、キサンタンガム、ジメチコノール、カルノシン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ヒスチジン、タウリン、リシンHCl、ポリクオタニウム-61、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスチジンHCl、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、アラントイン、1,2-ヘキサンジオール、フェニルアラニン、水添レシチン、アルギニン、プロリン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、チロシン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na
メインの油性成分はリンゴ酸ジイソステアリル。
リップスティックの主成分としてよく使用される成分で、スキンケアでは“しっとりした使用感”を与える成分。
その後に感触改良のジメチコン。
触った感触としては“軽く・伸びを良くする”目的で配合されているように感じます♩
高級アルコールも配合され、ベタつき・重たさが出ないように工夫されています♡
こんな方におすすめ
- 保湿力が高い&軽い使用感
- 乾燥・敏感肌の方にも◎
- ベタつきはいや、でも乾燥対策がしたい!という方向け
モイストミルキィクレンジング
お勧め度→★3
(乾燥肌&ナチュラルメイク向け)
ベタつき・重さの少ないクレンジング
メインはエステル油、脱脂力は強すぎず肌への負担はやや少なめ。
非常に軽い使用感のミルククレンジングで、特有の重たさが残る感じがなく◎
【全成分表示】
水、イソノナン酸イソノニル、グリセリン、パルミチン酸エチルヘキシル、シクロヘキサシロキサン、ジグリセリン、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、BG、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、フェノキシエタノール、水酸化Na、ステアロイルグルタミン酸Na、酢酸トコフェロール、シクロペンタシロキサン、ロイシン、セリン、グリシン、ペンテト酸5Na、アラニン、アルギニン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、カルノシン、プロリン、リシンHCl、トコフェロール、1,2-ヘキサンジオール、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10
W洗顔を推奨されているので、クレンジングの後には洗顔料を使用するのがGood!
乾燥肌の方はアミノ酸系洗浄剤の、洗浄力が弱めのものを合わせるのがおすすめです♩
こんな方におすすめ
- 乾燥肌〜普通肌
- ナチュラルメイクの方向け
- クレンジングオイルだと乾燥する
ジェントルウォッシュホイップ
お勧め度→★4
(乾燥肌・敏感肌に)
非常に低刺激・洗浄力弱めの洗顔料
メインで配合されている洗浄剤は、ココイルグルタミン酸TEA・コカミドプロピルベタイン。
どちらも刺激性が低く、季節の変わりめ・敏感肌の方でも使いやすいと思います◎
【全成分表示】
水、ココイルグルタミン酸TEA、BG、ジグリセリン、コカミドプロピルベタイン、メチルグルセス-10、ヤシ脂肪酸アルギニン、コカミドDEA、水酸化K、塩化Na、フェノキシエタノール、グリチルリチン酸2K、エチドロン酸、ロイシン、セリン、グリシン、アラニン、アルギニン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、カルノシン、プロリン、リシンHCl、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、トコフェロール
他製品同様に、洗顔料にもアミノ酸を配合。
炎症を抑えるグリチルリチン酸2Kも配合され、ニキビ・肌荒れを防ぎます。
非常に洗浄作用が低めなので、脂性肌・脂性ニキビ肌には洗浄力が弱すぎる。
また乾燥肌の方でも夏場や生理前など、皮脂分泌が活発なシーズンにはやや物足りない可能性も。
こんな方におすすめ
- 乾燥肌・敏感肌
- 通常の洗顔料でひりつく事がある
- 洗顔後に突っ張るのが気になる
- もこもこの泡で洗顔したい
クリアウォッシュパウダー
お勧め度→★3
(非常に敏感な時には刺激強めかも)
訴求成分
・プロテアーゼ(酵素成分)
・コーンスターチ
酵素として配合されているのが『プロテアーゼ』
タンパク質分解酵素として洗顔料に使用され、余分な角質細胞が剥がれやすくなるようサポートする成分です。
そしてこの洗顔料のメイン成分に配合されているのが“コーンスターチ”
こちらは“天然由来のスクラブ成分”として洗顔料に多く配合されています。
物理的に肌表面を削ってくれる細かい粒子になっているので、かなり敏感・ヒリツキが出やすい方は注意かも。
【全成分表示】
コーンスターチ、ラウロイルグルタミン酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルイセチオン酸Na、タルク、マルチトール、ポリアクリル酸Na、プロテアーゼ、シリカ、水、グリチルリチン酸2K、クエン酸Na、リン酸3Na、カルノシン、グリシルグリシン、リシンHCl、ロイシン、PCA-Na、乳酸Na、アルギニン、アスパラギン酸、PCA、グリシン、アラニン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、ヒスチジン、フェニルアラニン、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ユビキノン
続いて洗浄剤は、アミノ酸系“ラウロイルグルタミン酸Nα”とオレフィン(C14-16)スルホン酸Na。
後者のオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは洗浄力・脱脂力共に強めなので、強く乾燥しやすい方は△
肌が痒い・赤みが出ている時には避けたほうがベター
こんな方におすすめ
- 普通肌(敏感肌は微妙)
- 肌のゴワツキ・ざらつきが気になる
- ツルッとした肌に整えたい
モイストバリアクリーム
お勧め度→★3
(乳液ではやや物足りない方向け)
乾燥が特に気になる肌の方・シーズンは乳液と合わせて使うのがお勧め。
メインに使われているミリスチン酸イソセチルは、適度な重さがありながらべたっと感のない・軽いテクスチャーが特徴。
合わせて高級アルコールであるベヘニルアルコールを配合する事で、より伸びが良く軽い質感に。
【全成分表示】
水、グリセリン、BG、ミリスチン酸イソセチル、ベヘニルアルコール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ベヘネス-20、ステアリン酸、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、パルミチン酸セチル、ワセリン、マカデミア種子油、ジメチコン、(PCA/イソステアリン酸)PEG-40水添ヒマシ油、シア脂、クエン酸Na、フェノキシエタノール、セリン、アルギニン、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステアリル/ベヘニル)、水添レシチン、トコフェロール、ココイルアルギニンエチルPCA、カルボマー、クエン酸、PCA-Na、アラニン、リシンHCl、グリシン、グリチルレチン酸ステアリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トレオニン、バリン、ヒスチジン、プロリン、ロイシン、ペンテト酸5Na、1,2-ヘキサンジオール、カルノシン、ポリクオタニウム-61、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ヒアルロン酸Na
乳液の成分と比較すると明らかに油性成分の配合率が高いため、より密閉効果・柔軟効果の高い製品。
ベタつくクリームが苦手な方でも使いやすい使用感です◎
もちろんアミノ酸を配合し、保水効果の高いヒアルロン酸も含まれています。
乾燥による小じわにも効果的です。(効能評価試験済み)
いつものケアに物足りなさを感じる方向け♡
やや内容量が少ないため、コスパ面が微妙かも。
こんな方におすすめ
- 乾燥肌〜普通肌
- ベタつく質感は苦手だけど保湿したい
- カサカサしやすいシーズンに
薬用アクネケアローション
お勧め度→★4
(アクネケアでノンアルコールの化粧水は高評価)
訴求成分
・ε-アミノカプロン酸(有効成分)
・グリチルリチン酸2K(有効成分)
ノンアルコール処方になっており、敏感肌でも使用できる薬用化粧水です。
ニキビ対策として配合されているのが“ε-アミノカプロン酸”と“グリチルリチン酸2K”
どちらも良く使用される成分で刺激性が低く、敏感肌でも使いやすいかと思います♩
【全成分表示】
<有効成分>
ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸2K
<その他の成分>
水、濃グリセリン、BG、1,3-プロパンジオール、POEメチルグルコシド、ベタイン、PEG(80)、セリン、トリイソステアリン酸POE水添ヒマシ油、クエン酸Na、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、アスパラギン酸、アルギニン、クエン酸、POE水添ヒマシ油、天然ビタミンE、POEセチルエーテル、アラニン、ヤシ油脂肪酸アシルアルギニンエチル・DL-PCA塩、グリシン、水酸化ナトリウム液、PCA、トレオニン、L-バリン、ヒスチジン、プロリン、L-ロイシン、ジエチレントリアミン5酢酸5Na液、サクラ葉抽出液、キウイエキス、水酸化Na、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体、DL-PCA・Na液、フェノキシエタノール、水添大豆リン脂質、ラウリン酸ポリグリセリル、ヒアルロン酸Na-2
そしてやはりバリア機能が低くなりやすいオトナニキビに効果的なのが“アミノ酸”。
弱っている肌に吸収されやすい性質を持つため、揺らぎ肌を整え『ニキビができづらい環境に整える働き』が期待できます◎
まさにミノンの強みが発揮される製品だと思います。
全く同じ有効成分を配合している薬用化粧水に『極潤スキンコンディショナー』が挙げられます。
こちらはドクダミエキス・カモミラエキスなどの消炎効果成分、エタノール&無水エタノールを配合。
コットン使用を推奨しており、やや刺激が強い印象。
詳しい解説はこちらの記事にまとめています⇩
-
極潤:実際どうなの?〜成分分析しながら検討してみた〜
続きを見る
こんな方におすすめ
- 乾燥肌〜脂性肌
- Uゾーン・生理前にできる大人ニキビが気になる
- エタノール入り化粧品が合わない
- 季節や環境変化でニキビができやすい
薬用アクネケアミルク
お勧め度→★3
(非常に使いやすいですがコスパ面が△)
訴求成分
・ε-アミノカプロン酸(有効成分)
・グリチルリチン酸2K(有効成分)
こちらも薬用アクネケア。
医薬部外品なのでその他成分は順不同ですが、どうやら配合順に示されていそうな成分表。
そう読み取るとメインはエステル油、肌馴染みの良いオイル成分。
その他シリコン、リンゴ酸ジイソステアリルの順に続きます。
アクネケア系は比較的“さっぱり系”が多いですが、こちらは比較的軽い使用感ながらエモリエント効果が高め。
【全成分表示】
<有効成分>
ε-アミノカプロン酸、グリチルレチン酸ステアリル
<その他の成分>
水、BG、濃グリセリン、トリオクタン酸グリセリル、ジメチコン、ペンチレングリコール、アラキルグルコシド・アラキルアルコール・ベヘニルアルコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ポリアクリル酸アルキル、トレハロース、ベタイン、SEステアリン酸グリセリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、イソステアリン酸、フェノキシエタノール、カルボキシビニルポリマー、クエン酸Na、アスパラギン酸、L-バリン、プロリン、トレオニン、L-イソロイシン、ヒスチジン、L-フェニルアラニン、ベヘニルアルコール、水酸化K、キサンタンガム、サクラ葉抽出液、キウイエキス、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体、クエン酸、L-ロイシン、乳酸Na液、PCA、アルギニン、DL-PCA・Na液、水酸化Na、グリシン、アラニン、水添大豆リン脂質、セリン、ラウリン酸ポリグリセリル
脂性肌も乾燥肌も不快なく使える使用感になっていると思います◎
夏場皮脂が出てニキビが悪化しやすい方、大人ニキビに悩む方に向いている製品です。
こんな方におすすめ
- 乾燥肌〜脂性肌
- Uゾーン・大人ニキビが気になる方
- ベタつきのある質感は苦手だけど保湿したい
終わりに
いかがでしたでしょうか?♡
ドラッグストアで購入できるスキンケアの中でも、非常に低刺激で評判の良いミノン。
敏感肌・揺らぎ肌に非常に効果的で通年使いやすいのがポイント。
ぜひ気になった製品をチェックしてみてくださいね♩
合わせて読みたい