“肌がきれいなら、女は無敵”というCMがあったように、肌の美しさは人から受ける印象に大きく関わります。
もちろん素肌を綺麗に保つのが重要ではありますが、美肌をつくるために必須になるのが“ファンデーション”
各メーカーによって色々な種類が販売され、仕上がりも様々。
実際、「どのタイプのファンデーションがいいかわからない」、「肌に合わせたいけど、なにが違うのかわからない」という方は非常に多くいらっしゃいます。
カバー力の好みに合わせても良し、“ツヤorマット”と仕上がりの好みで選ぶのも正解です♡
ですが、それぞれの特性を理解していた方が扱いやすくもなりますので、基本的な“ファンデーションの特徴”はぜひ理解しておきましょう♡
今回は、現役美容部員miku直伝!ファンデーションの種類と選び方についてご紹介致します♡
目次
▷ファンデーションの種類
粉・水・油 の配合バランスにより、種類が分かれる。同じファンデーションタイプでも、仕上がりはブランドや製品によって異なります。
Ⅰ,パウダーファンデーション
粉:油=9:1
(ここでの“油”は、粉を固めるための役割。)
ナチュラルメイク派の強い味方<パウダーファンデーション>
リキッドファンデーションと違い、毛穴を埋めずに表面にふわっとのる性質。そのため、カバー力がナチュラルで柔らかいセミマットな仕上がりが主流。
定番で配合される粉体は、
・窒化ホウ素
・酸化チタン
・タルク
・酸化亜鉛
・シリカ
特に酸化亜鉛とシリカは<油分を吸着>・<ベタつきを抑える>効果が高いので、脂性肌・ニキビ肌に効果的。
使用するツールにより、カバー力や仕上がりが異なります。
スポンジ
カバー力・・・高め
使いやすさ・・・〇
パウダーファンデーション定番の相棒“スポンジ”。ピタッと密着力が高く、カバー力が高くなりやすい。
ダマになったり、ムラになったりするので、若干初心者の方には扱いづらいかも。
ブラシ
カバー力・・・低め
使いやすさ・・・◎
パウダーファンデーション×ブラシは非常に使いやすいです◎
特に、ムラになる・厚ぼったい仕上がりになる。という方にぜひ試してみてほしい。ブラシにファンデーションをとってクルクル馴染ませるだけで綺麗な仕上がりに♪
Ⅱ,リキッドファンデーション
リキッドタイプは大きくわけて2つの種類に分かれます。
同じリキッドタイプでも、適する肌質や仕上がりが異なるので、選びたいファンデーションの性質をチェックしてみてください♡
・サラサラタイプ(O/Wタイプ)
粉:油:水=1:2:7
水が1番多く含まれているファンデーション。軽い質感で、伸びが良い。
速乾性が高く、高密着タイプはこの配合。サラサラ・マットに仕上がる製品が多いので、夏場や脂性肌の方におすすめ。
こんなファンデーション
エスティーローダー:ダブルウェア
シュウウエムラ:アンリミテッドラスティングフルイド
CHANEL:レベージュオードュタン
・しっとりタイプ(W/Oタイプ)
粉:油:水=2:4:4
油分の割合が高くなっているリキッドファンデーション。こってりテクスチャで艶っぽく仕上がる製品が多い。
日中油分で肌をコーティング出来るので、乾燥肌の方に向いています。オイルリッチでなめらかな質感のリキッドはこのタイプ。
こんなファンデーション
mimc:ミネラルリキッドリーファンデーション
NARS:シア―グローファンデーション
エクセル:スキンティントセラム
Ⅲ,クリームファンデーション
クリームタイプもオイルと水の配合バランスで大きく2つの種類に分かれます。
軽めのタイプ
粉 油 水 =2:2:6
水の割合が増えて、ほぼさらさらリキッドと同じような構造。あまり多くはないですが、ジェルクリームなどがこの構造。
クリームでないと乾燥するけど、軽い使用感が好みの方にオススメ。
こんなファンデーション
RMK:ジェルクリーミィファンデーション
こっくりタイプ
粉 油 水 = 2:4:4
基本クリームファンデーションは、こちらの配合バランスが主流。ピタッと肌表面に油分の膜を形成し、日中の乾燥から肌を守ってくれます。
しっとりタイプのリキッドと同じ配合バランスですが、使われるオイルの種類が異なります。クリームファンデーションの方が、エモリエント効果・保護膜形成効果が高いものが多いです。
こんなファンデーション
SUQQU:エクストラリッチグロウクリームファンデーション
RMK:クリーミィファンデーション
Ⅳ,エマルジョン
粉:油 = 5:5
全く水を含まず、油分配合が一番多いタイプ。
クリームを固めたような練り状。ピタッと肌に密着し、表面を油分でしっかりコーティング。皮むけしやすい・極度に乾燥する方に向いています。
水の軽さ・透け感がない分、色味がハッキリつき、カバー力が高いのが特徴。少量で色ムラなどを補正してくれます。
酸化しやすい脂性肌の方は、ニキビを誘発しやすいので注意。
こんなファンデ―ション
アンプリチュード:トランスルーセントエマルジョン
IPSA:フアウンデイションアルティメイト
肌質に合わせて選ぶ
自分の肌に合うファンデーションが欲しい!という方は、肌質に合わせて選んであげてください。鼻は皆様テカるので、頬の部分が“乾燥”しているか、“ベタつき”があるので判断してくださいね。
▷乾燥肌
乾燥肌
リキッド(W/Oタイプ)
クリームファンデーション
エマルジョン
特に乾燥肌の方は、日中も皮脂を分泌する力が弱いため、乾燥感・くすみが出やすい。そのため、油分のコーティングが出来るようなリキッド・エマルジョンタイプがオススメです。
▷脂性肌
脂性肌
パウダー
リキッド(O/Wタイプ)
とにかく日中顔全体のテカリ・崩れに困る脂性肌さんには、パウダーとリキッド(O/Wタイプ)がオススメ。
特にパウダーは、粉自体が皮脂を吸着してくれるのでサラサラ感が持続しやすい。
また、酸化影響によりニキビを誘発しやすい。そのため、“ノンコメド処方”(ニキビになりにくい処方)が施されている製品を選ぶとさらに良し◎
仕上がりの好みに合わせて選ぶ
仕上がりの好みで選ぶときも、ファンデーションタイプが主軸になります。製品とカラーによって差が出るので、実際触ってみるのが最も分かりやすいです◎
可能であれば、店頭で試してみてくださいね♡
▷カバー力
✓ナチュラル
・パウダー
・リキッド(製品による)
・クリーム(製品による)
✓ハイカバー
・エマルジョン
・リキッド(製品による)
・クリーム(製品による)
カバー力に関しては、パウダーはナチュラル・エマルジョンはハイカバー が基本。リキッドとクリームは製品によって、透け感やカバー力が異なる印象。
▷質感(ツヤ/マット)
✓ツヤ
・エマルジョン
・リキッド(W/Oタイプ)
・クリーム(W/Oタイプ)
✓マット
・パウダー
・リキッド(O/Wタイプ)
質感の違いは、油分の配合バランスが大きく関係します。オイルリッチな製品の方が、オイルのツヤが綺麗にでて日中もツヤ肌に。水の配合が多く油分が少ないと、サラッとマットに仕上がりやすい。
ファンデーションはサラッと仕上げて、ハイライトでツヤ足いをするのも◎
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まとめ
いかがでしたでしょうか?♡
それぞれ種類によって、仕上がりや特性が異なります。ポイントを掴みながら、選んでみてくださいね♡