肌悩みでよくご相談いただくのが【大人ニキビ】。私自身もひどいニキビ肌だったので、悩まれる気持ち本当によくわかります。
思春期ニキビとは、発生する原因や治し方が異なるので、ご自身の肌質や生活環境などを含めて、早く治せる方法を見つけていきましょう。
今回は、一般的な大人ニキビの原因と、肌質に合わせたニキビ対策についてご紹介いたします!
♡この記事は、【現役美容部員・miku】が執筆しています♡
目次
大人ニキビの原因
ニキビが出来る根本的な原因‥‥毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖することでの炎症。
様々な要因で毛穴塞がってしまうことで、アクネ菌が繁殖。アクネ菌は“嫌気性菌”のため、毛穴表面がつまらず綺麗な状態であれば、繁殖しない。ですが、毛穴が閉じて空気がなくなると一気に繁殖。炎症を引き起こします。
思春期ニキビとの違い
思春期ニキビと異なるのは<毛穴が詰まる原因>。
若い頃にできる思春期ニキビの主な原因は【過剰皮脂】。
そのため、Tゾーンやおでこなどを中心に、皮脂が出やすい部分に多く発生します。
ですが、大人ニキビは<ストレス・角質肥厚・バリア機能の低下・ホルモンバランス>など、様々なライフスタイルなどが複雑に絡み合って深刻化していきます。
顎周りやフェイスライン沿いに出来ることが多いですが、バリア機能が乱れやすい方は頬全体にできやすいなど様々。また繰り返しできやすく、跡が残りやすいのが特徴。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
- <原因>思春期→過剰皮脂 /大人→ストレス・生活環境など複雑
- <場所>思春期→Tゾーン /大人→Uゾーン
大人ニキビの対策
肌質によって、ニキビの原因・対策が異なるので、原因×元々の肌質に合わせてケアしてあげるのが大切◎
今回は、<乾燥肌>と<脂性肌>の2つに分けてご紹介いたします!
□乾燥肌×ニキビ
頬にベタつきがなく、カサつきやすい肌
見分けるポイント
頬は皮脂が出ない
頬の毛穴は小さい方
顎ニキビ・フェイスラインにニキビ
元はあまりニキビが出来ない肌
□毛穴詰まりの原因⇒角質肥厚・ホルモンバランスの乱れによる部分的な過剰皮脂
典型的な大人ニキビ。肌のターンオーバーが乱れることによって、肌表面の角質が分厚くなってしまう。特に顔下半分は“バリア機能”が低下しやすいため、環境変化やストレスなどでニキビが慢性的に発生しやすい。また、顎周りやフェイスライン沿いは<ホルモンバランスの乱れ>によってもニキビができやすい。黄体ホルモン(男性ホルモン)の影響により、部分的に皮脂量が増えることで毛穴を塞ぎニキビが発生してしまう。
□解決法⇒角質ケア・肌のバリア機能向上
1番は【毛穴づまりを無くすこと】。
乾燥肌×大人ニキビは、角質肥厚が原因なので<ピーリング>や<酵素洗顔>で余分な角質を落としやすくするのがおすすめ。ピーリングは、AHA(グルコース酸・乳酸・フルーツ酸)が刺激が少なめで使いやすい。
ニキビを繰り返し出来づらくするためには、土台を整える【バリア機能向上】が重要ポイント。細胞機能が低下することで、ストレスなどの<内部刺激>、空気の乾燥・環境変化などの<外部刺激>に対処出来ず肌荒れを引き起こします。また、少しの刺激で繰り返し同じところにニキビをつくってしまうので、角質層を整えてあげることが大切。そのために、“セラミド”配合のスキンケアがおすすめ。肌質自体を改善し、水分・油分を抱え込みやすい状態に近付けます。
【ホルモンバランスによる乱れ】に関しては、過剰皮脂が詰まらないよう、<クレイ>や<炭>配合の洗顔料を、生理2週間前から取り入れてあげると効果的◎部分的に使いたい方は<クレイパック>などが使いやすいです。
低容量ピルで生理不順をコントロールするのも一つの手ではありますが、ホルモンを操作するのは自己判断では危険なので、医師との相談の上で判断してくださいね。
お手入れポイント
角質ケア:ピーリングや酵素洗顔が効果的
バリア機能改善:基本は保湿。成分としては<セラミド>が効果実感しやすい。
ホルモンバランス:まずは洗顔用で過剰皮脂に対応。
□脂性肌×ニキビ
全体的にニキビができる、ベタつく脂性肌
見分けるポイント
顔全体にニキビが出来る
顔全体がてかる
タイミング問わずに、慢性的な肌荒れ
思春期から継続してニキビ肌
□毛穴詰まりの原因⇒肌質に基づく過剰皮脂・角質肥厚
思春期ニキビのできるメカニズムとほぼ同じ。【過剰皮脂】による毛穴づまりが主な原因。そこに加えて、【角質肥厚】という大人肌の要因も加わり、重症化しやすいのが特徴。頬やフェイスライン・眉間・おでこなど、顔全体に満遍なく出来やすい。
□解決法⇒皮脂ケア・角質ケア
根本解決に最も手っ取り早くて効果的なのは【過剰皮脂の抑制】。過剰に分泌される皮脂を抑制することで、毛穴が詰まる根本原因を解決できます。おすすめなのは、皮脂抑制成分配合のスキンケア。<ビタミンC誘導体>が定番で、医薬部外品の有効成分として認定された<ライスパワーNO.6>。
加えてお手入れしてあげると効果的なのは、【角質ケア】。年齢を重ねていくと、代謝が低下し角層が肥厚しやすく。角質が分厚くなると毛穴を塞いでしまうリスクがあるので、肌表面に余分な角質細胞を残さないようにケアしてあげましょう。脂性肌におすすめなのは、<BHA>。毛穴に詰まった皮脂を分解する効果があるので、皮脂が出やすい方に向いています。油溶性なので、洗顔や角質ケアクリームなどに配合されていることが多い。やや刺激が強いので、敏感肌の方は注意。
特別な角質ケアが出来なくても、毎日のお手入れの<メイク落とし・洗顔>が重要がポイント。日中も皮脂が出やすい脂性肌は、メイクなどが混ざり合って夜にはドロドロに。こべりついた皮脂汚れは、洗浄力の弱いクリームクレンジングなどは不向き。皮脂吸着効果のある洗顔や、オイルクレンジングを合わせるのがおすすめ。
【バリア機能の向上】・【ホルモンバランスを整える】ことも効果的なので、合わせて行えると早期改善に繋がりやすいです。
お手入れポイント
過剰皮脂対策:皮脂抑制効果のあるスキンケア・日中の皮脂酸化対策
角質ケア:メイク落とし・洗顔の徹底。BHAが有効的
まとめ
いかがでしたでしょうか?♡
肌質によって最適なお手入れが異なってくれるので、自分の肌質に合わせたケアでニキビ肌を克服しましょう!
ぜひ参考になれば幸いです♡
miku